2008年06月28日

カンボジアビジネスの可能性

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カンボジアネタです。(写真はカンボジアの農地の風景)

先日のレポートにも書きましたが、カンボジアはまだまだインフラの整備が充分ではなく、人口も少ないので、日本企業にとって理想の進出先というわけではありません。

しかし、今まさに国が高度成長に向かい始めた時期で、大変面白いビジネスチャンスがごろごろ転がっているように感じました。

プノンペンの特別経済区(PPSEZ)内には、ITインフラも整えられた綺麗なビジネスセンターというものもあり、BPOなどのIT関連事業の展開も不可能ではありませんが、やはり今は国全体が走っている時期。全体的に土地が余っていて労働力も安いこの国では、なんといっても収益を出しやすいのは、土地利用関連のビジネスのようです。

先日お会いした、カンボジアの経済開発事業を政府と一緒に取り組んでいる日本開発研究所の小林所長によれば、特別経済区運営のほかに、

・2万ヘクタールのパームオイル農園
・10万ヘクタールの紙の原料用植林
・5万ヘクタールのCassavaを利用したバイオ・エネルギー農園と精製プラント
・Jyatrophaを利用したバイオ・ディーゼル事業
・食の安全確保の倍規模農園(1,000ヘクタール)

こういった事業に現在可能性を感じ、取り組んでいるそうです。

CassavaやJyatrophaは、食用とはならない植物で、国内でのバイオエネルギー利用に期待がかかっています。カンボジアでは、石油の調達を外資企業に頼っている現状もあり、ガソリンの値段が生活水準と比べると極端に高価な水準(日本人の感覚に直すと1リットル2000円くらいの感覚)なので、こういった国内で自ら調達できるエネルギーの開発は大変な意義とニーズがあります。

他にも、カンボジアでは良い提案で事業化できる様であれば、政府に掛け合い、長期(75-99年)のリースが可能です。

土地の値段は場所や土地の性質によってかなりの差がありますが、ヘクタール当り$300(米ドル。以下同じ)から$3,000。

農地として活用し、その収穫で利回りを狙うことも有望な投資方法ですが、お米の生産性は一般に低くヘクター当り3-4トンで、値段はトン当たり$500米前後だそうです。最近お米の値段が高騰しましたがそれでも最高の質のものでトン$800程度とのこと。(以上データは日本開発政策研究所小林所長提供Ministry of Agriculture and Fisheries of Cambodiaのデータによると、トン当たりの価格は$120~130、最高品質のもので$180.実際の投資の際はデータをご確認ください。)

また、その他の作物でも、雨季と乾季で生産性に5倍前後の開きがあるなど、まだまだ生産性向上の研究余地があるようです。

農地の生産性向上技術に関する情報をどなたかお持ちでしたらご連絡ください。

またカンボジア投資にご興味のある方も、気軽にご連絡下さい。情報交換しましょう。
posted by miyohiro at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム他東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

カンボジア視察

DSC01114.JPG6月8日から今日13日まで、カンボジアへ視察に行っていました。

カンボジア王国は、今でこそ立憲君主制を布く民主主義国家ですが、ほんの17年前に20年間に渡る凄惨な内戦の終結を見たばかりの国です。20年間という長い争い、犠牲者の数は全国民の三分の一とも言われるクメール・ルージュによる大虐殺の傷跡などから、アジアの中でも特に発展が遅れていました。

しかし、今回私が目にすることのできた今のカンボジアは、高度成長の期待と希望に満ちた、活気ある国でした。実際、ここ数年はGDP2桁成長を連続して達成しているようです。

既に成長率に鈍化が見られる中国や、投機マネーの流入などにより経済実態に比して膨らんでしまっているベトナムと違い、今正に成長軌道に乗ろうとしている空気を感じます。

インフラや農業など、まだまだ未発達で効率が悪く、ビジネス環境は整っているとはいいがたいのが実情です。
DSC01533.JPG首都プノンペンでも、人口はわずか130万人に留まり、街にはまだタクシーは見当たりません。
都市部労働者の平均的な賃金は50〜60米ドルと極めて低水準ですが、有力な教育機関もまだまだ少ないらしく、効果的なオペレーションを現地で行うには工夫が必要でしょう。

しかし、マーケットが小さいという点を除けば、後は全てチャンスと言っていいと思います。
人々が不便に感じるところこそが、ビジネスチャンスそのものです。

近年は、韓国からの投資が旺盛で、日本の影は薄らいでいるそうです。
街の日本語学校も、次々に閉鎖し、代わりに韓国語学校が増えているそうです。

これから日本単独での発展は現実的ではないという意見の持ち主であれば、カンボジアは一つの有力な投資先と捉えて良いと、現時点では思います。

以下リンクに、カンボジア視察で撮った写真の一部を、一言コメントをつけて公開します。
今回は、熊本のNGO団体KICさんの行程に同行させてもらいました。
途中、カンボジア政府の観光大臣であるトン・コン氏の生家に招待されるなど、得難い出会いの数々を経験するチャンスとなりました。
http://picasaweb.google.co.jp/miyohiro/08jun_cambodia

カンボジアについては、今後も注目し、記事にしていく予定です。
ラベル:カンボジア
posted by miyohiro at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム他東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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