2010年09月15日

大連タクシー事情の変化

最近の中国大連市のタクシー事情は悪い。

ここ1年ほどで、日中通りでタクシーを捕まえることは難しくなってしまった。

タクシーの利用者が急激に増えて、タクシーの増加台数が追いついていないのだと思う。

市内のどこを走っても、慢性的な交通渋滞がひどくタクシーの台数もなかなか増え難いのかもしれない。
(大連のタクシーは、まだ距離のみに対して従量課金され、時間に対しては基本的に課金されない。
ひたすら時間あたり走行距離を稼ぐインセンティブしか働かないので、危険運転の遠因になっている。)

そうだとすると、需要に対して供給が著しく足りないのでタクシーの売り手市場になる。

最近のタクシー運転手の強気な態度を見ると、完全に売り手市場のようだ。

例えば、今では日中や夕方の時間帯、相乗りはあたりまえ。数年前まではたまにしか相乗りさせられることはなかったし、乗客が「相乗りさせないで」と言えば追加で人を乗せなかった。今は問答無用の感がある。

相乗りしても、それぞれが乗車距離満額を支払わされる。(交渉次第だがもめることもある。基本的に皆満額払っているように見える)
4人相乗りすれば、同じようなところで乗せて、同じところでおろしても、運転手は4倍お金を取れることになる。

従って、ラッシュアワーに3~4人のグループでタクシーを止めると、乗車拒否される可能性が高い。1グループでは1回しか課金できないからだ。

利用者にとってはホントに使い辛い時代になってしまった。


一方、大連ではメーターをごまかしたり、外国人だからと料金をふっかけたり、道を間違えたり知らないフリをしてわざと遠回りしたり、おつりをごまかしたり、と言った海外でありがちなタクシートラブルは少ない。ほとんど無いと言っていい。

そういう意味で、客を乗せた以上はきちんと仕事をしているとは思う。

だけども、売り手市場に過ぎるためか、運転手は最低限の仕事さえすればやりたい放題だ。
上述の運転手本意な行動や、車内で喫煙、大声で電話、マナーも悪い。
(車内での喫煙に対して丁重に自粛を求めたら、降りろ、とスゴまれたこともある。)


ただ、これだけタクシーが売り手市場になっている要因は、やはり利用者の急増だ。

この5年間、タクシーの初乗り料金は変わっていない。8元(約110円)。
途中一度、1メーターにつき上昇する金額が微増したのみ。

それに対して、この5年間で所得を倍増させた人たちが数多くいる。
タクシー利用者増加は、タクシーを日常的に使える所得層が増えたことを意味している。
(タクシーを日常的に利用できる所得水準の具体的な額と、その人口に占める比率、などの数字があると面白いのだけど、脱線していきそうで調査は途中で断念。)


これは先日8rukun氏から受けたインタビューで触れた内容の片側を示す事例だ。
インタビュー記事はこちら→ http://8ru.jugem.jp/?eid=259#sequel
(市の「平均人件費」が5年間で倍増した、というデータの意味について触れた)


タクシーの供給量を増やしていかないとこの状況は緩和されないどころか、所得が増えていく人々の数はこれからも増加の傾向にあるはずなので、タクシー事情は益々悪化していく。

交通渋滞の緩和と一セットの話だと思うのだけど、道路の拡張と整備は一朝一夕では進まない。

大幅なタクシー料金の値上げがをする、というのが一番手っ取り早い方策だけども、果たして初乗り料金を上海の10元、広州の12元としたところで、果たしてどの程度の緩和になるか。

あとはタクシー運転手の数を増やすために、タクシー運転手への大幅な税制や車両購入などに関する優遇政策か。

市民にとっては値上げは利便性を下げるので、できれば値上げ以外の方策でなんとかして欲しいところだけども。

早いところなんらかの変化が訪れることを期待です。
ラベル:大連 大連生活
posted by miyohiro at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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