2010年05月16日

青島、重慶視察 〜青島編〜

先日、青島と重慶への視察ツアーをプロデュースしました。

上場ベンチャーを含む5社7名の経営者で視察団を形成し、1週間に渡る行程を敢行しました。


地方視察では基本的に現地政府に協力を仰ぐのですが、今回も両市政府に多大な協力を頂き、非常に実りある視察となりました。


まずは青島から。


青島は緯度にして北京と上海の中間くらいに位置する人口約780万人、中心市街地人口は約280万人の沿岸都市。

青島港で扱われる貨物の量は世界トップ10に入る。


貿易が主な産業ということになるが、青島ビール、家電のハイアールなど世界的に著名なブランドも輩出している。

青島ビールは、2009年度の中国ブランド価値ランキングで1位も獲得している。


外資の参入は、圧倒的に韓国からのものが多く、現地で暮らす韓国人は8万人以上、対して日本からの参入は極めて少なく、日本人の数も数千人以下。


初日は、青島市市南区(最も人口の集中している商業区)の対外貿易経済合作局に伺って話を聞いたが、貿易、加工工場系はともかく、IT産業となると、対日向け業務を行っている会社は20社程度しかなく、うち日本資本の会社は7社に留まるという。

ただ、IT産業の誘致は、ソフトウェアパークの建設や、多様な優遇政策などで積極的に行っているようだ。

例:

・自社開発ソフトの売上が一定以上になると申請可能な「ソフトウェア企業」の認定を受けると、法人税を認証取得後最初に利益が出た年度から2年目まで無税、3年目から5年目までを半額とする「2免3減」、営業税の3%補助

・高度な技術やサービスの売上規模が一定以上になると申請可能な「技術先進型企業」の認定を受けると、家賃の半額補助(上限年間30万元)、新卒採用一人につき1000元の補助、など。


午後にソフト・アニメ・ゲーム産業を誘致するために建てられた巨大なオフィス棟群を見学したが、竣工から半年以上たっているがまだガラガラだった。誘致は難航しているのかもしれない。

夕食は、対外貿易経済合作局の唐局長らに招待されて海辺のレストランで会食。

ビールの街らしく、「青島は世界と乾杯する。日本からの友人とももちろん乾杯し、歓迎する。」と挨拶されました。


翌日も引き続き青島視察。

ソフトブレーン社の中国拠点であるソフトブレーンオフショア社を訪問。

当初は北京に進出したが後に青島に移転した経緯のお話が興味深かった。

青島は人材が地元に定着する傾向があり、大都市への流出が少ないとのこと。
北京はその点、人材の出入りが激しく、人が定着し辛かったとの感触をお持ちでした。

その後、ソフトブレーンオフショアが提携する人材育成機関を見学し、昼食へ。

午後は、青島の市街地と、いまや大連商城グループに買収されているマイカル青島店を視察して現地の消費動向を探った。(大商グループはいまや1兆円に迫る売上規模を持つ中国最大の小売業。)

マイカル青島店ではマイカル青島支社長秘書の方に直接売り場を案内して頂き、オフィスにて取り組みなどについてお話を伺った。最も売れるのは粉ミルクだそうだ。

青島での視察行程を追え、夕方空港に向かう。

空港で、重慶行きの飛行機が2時間以上遅れることになり、思いがけず4時間近く空港で過ごすことに。
この時は、皆さん疲れていたのか、仕事と全く関係のない雑談に延々と花を咲かせ、それがまた楽しかった。

次回更新の重慶視察に続きます。
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