2009年04月22日

中国式の教育@家庭

社員一人一人の状況把握や交流の一環として、個人面談を度々行っています。
そんな中の一幕。


Aさん:「会社はなぜ一気に組織を拡大しないんですか?!」

私:「業務量に変動があっても、人員の調整は困難であり、会社はそのあたりのリスクを考慮しないといけないです。」

Aさん:「それじゃあ儲からないじゃないですか。」

私:「大きくしたら儲かるというわけじゃないし、リスクを無視して拡大することは難しいかな。」

Aさん:「それじゃあリスクを分担してくれる人がいたらいいってことですよね?!」

私:「というと?」

Aさん:「私が会社に出資します。」

私:「・・・ちなみにいくら?」

Aさん:「最低30万元はすぐにでも。」

 

Aさん、うちの最年少組の一人で、普段はおとなしい、ほんわかした雰囲気の可愛らしい女の子です。

データエントリー業務の中心で頑張るオペレーターで、アルバイトの管理なども最近では担当しています。

といっても新卒で入社一年。まだまだ稼ぎも責任も、そんなに大きくはありません。

 

でも、彼女が言い出した、30万元という数字は、大連市の平均年収の十年分の額に相当します。

 

どういうことかと聞いてみると、

 

「普通に働いても稼ぎは知れている。それよりどこかでしっかり勝負して、自分を成長させなければならない。」

「そのためには、両親は私を支持してくれる。お金は両親が出すが、私が決めたら必ず出すと言ってくれている。」

「リスクを取らなければ、上にあがっていくことはできないから。」

 

だそうです。

 

ご両親は事業家、商売人のようで、彼女の経歴・スキルからは連想しにくいほどの難しい話や考え方がぽんぽん出てくるところを見ると、ご両親は日頃からその手の事柄を娘に叩き込んでいるような印象です。

 

しかし、その教育方針の実行と娘の将来のために、平均年収の10倍の額をぽんと出すということに驚かされます。中国の活力の源泉を見る思いです。

 

実はこういう話はよく聞くのですが、自分の身近なところで目の当たりにするとやはり面白いですね。

 

同時に、こういうやり方が良いか悪いのかは一概には言えないと思いますが、少なくとも日本ではそうやって将来を見据えて勝負しようとする人は珍しいんだろうなぁと寂しく思うのでした。
ラベル:大連 中国
posted by miyohiro at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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