2008年08月26日

グレートファイアウォール of China

中国のネット規制はどうなっているか、という質問をよく受けます。

実際、中国では、国内外のウェブサイトにアクセスできないことがよくあります。

サイトにアクセスしようとすると、

404 NotFound

503 Service Unavailable

などといった、httpのエラーメッセージが表示され、それが検閲の結果なのか、
本当にネットワークエラーなのか分かりません。

最初、wikipediaやgeocitiesドメインのサイトは全て見ることができないことに気づき、その後googleの検索結果のキャッシュ機能やイメージ検索など、多くのサイトで同様の現象が起こっていることに気づきました。wikipediaはこの春くらいから閲覧可能になっていることに気づきましたが、googleキャッシュなどは、私が中国に渡ってからの3年半、一貫して使用不可です。

これはどういうことなのか。

確かなところは、正式な情報ソースにあたってみたわけではないので分かりませんが、

巷でよく言われているのは、「金盾(きんじゅん、ジンドゥン)」という総合情報統制システムが働いていて、人々のネットの利用状況やアクセス、通信内容などを監視・コントロールしているというものです。

金盾は、かつての中国を守るために建造された万里の長城(グレートウォール)と、ネットの脅威からパソコンを守るファイアウォールをかけて、通称グレートファイアウォールなどと呼ばれています。

開発には日本円にして780億円を投じ、サンやシスコ、マイクロソフトと言った大手米国企業が関わったそうです。

このシステムは、中国国内のネット通信の内容を悉く監視しているそうで、ホームページの内容等だけでなく、ユーザーがネット回線を通して行った通信、つまり、検索キーワードやブログの投稿内容なども監視できてしまうとか。

特定のキーワードが組み合わされて使われている場合にのみ通信やコンテンツの表示を遮断することができるなど、優秀な人工知能機能も実装されているそうです。

こういった機能の成果は、私も目にしたことがあります。

中国国内で、あるキーワードを検索にかけた際、画面が表示され始めていたにも関わらず、ロードの途中で強制的に画面がエラー表示になり、そのまま数分間はネット自体にアクセスできなくなりました。

その後も、別の時間帯や場所で同じキーワードで同様の検索をした際、全く同じ現象が起こりました。

ちょっと怖い話ですが、今の中国はこうでもしないと統制できないのかもしれません。

ウィキペディアで、金盾についてよくまとまっています。興味ある方は参照ください。
現時点でアクセスできないサイトのリストなどもあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%9B%BE
個人的には、写真投稿サイトのflickrにアクセスできないのがとっても厳しいです。

サイトが中国国内からアクセス規制にあっているかどうか、リアルタイムで確認できるサイトがあったのですが、今リンクをたどってみると、ここも中国の規制対象となったようです。(サイトは存在しています。管理チームが、規制対象になったので確認ツールを提供できない、とコメントしています。)
http://www.greatfirewallofchina.org/test/
posted by miyohiro at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/105445262
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
フオジンオフィシャルウェブ:http://www.huojin.com
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。