谷亮子選手が、オリンピック3連覇をかけて出場し、そして銅メダルに終りました。
オリンピック5大会連続出場且つメダル獲得、育児とメダル獲得の両立、など、谷選手の功績は讃えて足りることがないくらいなのですが、それでもやっぱり谷選手だからこそ、金以外の結果はやはり残念と思えてならない。
それは谷選手を応援してきた皆の想いだと思います。
でもだからと言って。試合直後にいくつかのテレビ番組で繰り返された「微妙な判定で敗退」というフレーズには辟易しました。日本の報道では、本当によくこの手の判定批判が繰り広げられている気がします。
「微妙な判定」という言葉で敗北の衝撃を和らげようとするのは、何も報道だけの問題ではなく、見ている皆の心理だと思いますが、「それを言ったらおしまい」ということが世の中にはいくつかあり、スポーツにおける判定に不平を言うことというのはその一つだと思います。
同じ条件で試合していて、負けた。何かが、足りていなかっただけの話のはずです。
審判が人間である以上、たまにはミスもあるかもしれませんが、参加している選手全員が同じ条件下で競技しています。(むしろ、強く有名な選手ほど、強いという先入観があるからか判定が甘くなるという場合もあるくらいです。)
自分が応援している選手の時だけ、判定の精度が気になるのは理解できますが、それでも口に出してはいけないと、私は思います。
負ける原因を自分ではなく、他者や外部要因に求める思考の癖。
報道も消費されるサービスの一種であるならば、報道の質とはそれを求める視聴者の質に左右されるはずです。私たちの一人一人がこの思考の癖から抜け出ることができなければ、それぞれが戦っている勝負には勝てないと思います。
少なくとも、卓越した結果を出し続けた成功者である谷選手は、判定への不満など一言も口にしていませんでした。
2008年08月11日
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